ここ何ヶ月か、自分のなかに閉塞感があり
重苦しい日々を過ごしていました。
それは、創作に関してだけではなく、自分全体に対しての閉塞感でした。
水も留まっていると濁ります。
ジタバタ でもよいから動かないと!
そんな風に思い、なんとか少しづつ、
手足を動かして行くような日々を続けてきました。
とりあえずは ヨガをする。
人と逢って話してみる。
ステキなものを観に行く。
そして制作活動では、版画のコンペへのチャレンジをしてみました。
20代の若い世代の人も大勢活躍している版画界では、
私は既に「若手」ではありません。
油断すると「まったりした」世代になってしまいます。
ここらで自分に カツ を入れておかないといけないなと思いました。
いつまでも、「今」であり続けたいとも思います。
.....とにかく、動き続けないと....という思いで、
いくつか挑戦したなか、通過したものも弾かれたものもあり、
そのなかの
山本鼎版画大賞展で、賞を頂きました。
受賞など、何年振りのことだろう!
夢のようだ!! と思いました。
....若い頃ではなく、そしてこんな今だから、
賞がしみじみ身にしみて有り難く思います。
とりあえずは ヨシ! なんだな。
書き続けた宛名の無い手紙に お返事を頂いたような
そんな 思いがけない嬉しい しらせでした。
たずねて (ed.20 49x74)