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岡田まりゑblog

malie.exblog.jp

239 深めること

 先日、久しぶりに国立能楽堂へ行ってきました。
会場5周年記念特別企画ー源氏物語千年紀というプログラムです。

歌舞伎好きの友人が、「歌舞伎はド具象」「能はド抽象」「狂言はその中間」
でしょうか....と表現していましたが、同感です。
かぶ吉さん、勝手に引用してスミマセン



かすれた笛の音 鼓の微妙な強弱 
お囃子は、空気の流れの音を表している感じがします。

空気の流れ....それは 日本の美 でしょうか。 
間 であるとか 思いやる とか 合わせてゆく とか
あえての空間 そして 余韻。

深めてゆかないと 到達できない トコロだと思います。


こういったモノには
歳を重ねた人の 美しさが際立ちます(男性であろうと)。
日々の精進で深めた美 が 静かに咲いていて
ああ、歳を重ねるというのは 素晴らしいことだな
と、思えました。









239   深めること_c0118526_1136387.jpg




能楽堂の椅子が改良されていて、椅子の背に飛行機にあるようなシステムが
導入されていました。
バイリンガルで、字幕が出ます。
便利なような......見てしまうと舞台に集中出来ず、
残念なような......  でした。
by malie134-HS02 | 2008-10-24 11:41 | ステキ | Comments(2)
Commented by かぶ吉 at 2008-10-25 00:22 x
この飛行機システムは確かに悩ましいです、文楽のように舞台のサイドに字幕が出るほうがまだいいけど、構造上無理そうだし・・。

そうそう!日本の文化って「間」が大きなポイントですよね!
バレエとか観てると、西洋とのそのへんの違いのようなものがわかる気がします。
Commented by malie134-HS02 at 2008-10-26 13:02
かぶ吉さん、こういった日本の芸能は美を楽しめれば
いいような気がしますよね。
とりあえずは 全体を楽しむ!
そこに追従する 理屈は 家で勉強する別の楽しみ....にした方が
正解かなと、私は思いました。
でも、ちょっとした説明で、興味をもっと持てる...という場合も
あるので、難しいところでしょうね。

機会があったら、狂言もご一緒したいですね!
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