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岡田まりゑblog

malie.exblog.jp

1159.愛しいもの

日常品においても
だんだんと使用頻度の少ないものは
淘汰されて行っているので、
ましてや版画で使用する用品など
製造中止になっても不思議では無いです。
その中でも銅版画に特化したものなど
どれだけの人が必要としているのか!
とは思うけれど
「不要不急」の言葉と共に
何か少し 腑に落ちないというか
その世知辛さと余裕の無い時代に
寂しさを覚えます。

今までにも
版画用紙やインクなど海外も含め
製造中止をしたメーカーは有りました。
私が好んで使用している「人絹」も
本来は 絹の代用品の布 なのですから
早々と製造中止になった時は
割と納得が出来ましたし、
自分に余裕があったので今後使う為に充分な量の買い溜めを致しました。
(今となっては、使い切れるか?疑問なのがセツナイです)

今回は私にとって人絹と共に必需品の
SN片手ゴムローラーです。
私の一版多色刷りには欠かせません!
ゴムの硬さ、直径など様々な理由から
この製品を愛用して来ました。
使用して行くとゴムの部分がツルツルになり過ぎたり硬くなったりしてしまうので
消耗品としてゴムローラーの部分だけ
替えて使っています。

snsの書き込みなどでこの製品が無くなっている事を知った時には、
既に入手困難になつていました。
今後どうすべきか?
勿論、この製品に代わるものも現れるかもしれませんが、多分高価な品になっているでしょう。自分の体調の事なども思い、今あるローラーが使えなくなった時は
本当にこのカタチでの制作は終了かな?
などと考えたり。

様々なコトが変化してゆく昨今、
ゴムローラーが無くなる!くらいのことは
(私にとっては重大事件ですが)
大したことでは無いのだよね と。

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愛しのSN片手ローラー



# by malie134-HS02 | 2022-01-26 13:43 | よしなしごと | Comments(0)

1158.ペンギンカフェ

先週のことですが、
新国立バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」2年振りにやっと観ることが出来ました!
生で聴くオーケストラの演奏と
目の前で繰り広げられる美しいバレエ。オペラパレスの空気感。
それらはやはり
「生」でしか味わえない
貴重なモノだと改めて思いました。

今回のプログラムは
「テーマとヴァリエーション」
「ペンギンカフェ」でした。

古典バレエの様式の美しさは
言うまでもありませんが、
「ペンギンカフェ」のテーマに込められた想いが、暖かく愉しい雰囲気の中でダンスによって深くシリアスに伝わってくるのが素晴らしかったです。

『動物たちの愉快なダンスが問いかける。 
私たちは何を奪ったか。
これから何を守るべきなのか』

今年はこういった素敵なモノたちが
滞りなく行われることも
願いながら
ペンギンカフェを胸に刻んで帰りました。

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# by malie134-HS02 | 2022-01-23 12:39 | ステキ | Comments(0)

1157.ほとりに植える 樹に

昨年末のこと
以前制作した大型作品の注文を頂きました。
この様な時期に大型の作品のご注文は
本当に嬉しい出来事です。 
けれど昨今、
体調が思わしくなく、痛みや痺れなどで
思う様に作業が出来ず
キモチもだいぶ内向きになっておりましたので
果たして刷り増しが出来るだろうか?
と不安になりました。
嬉しいご注文に即答出来ず
一晩考えてみよう と。
実際ほんとうに寝ている間もアレコレと
考え続けた一晩でした。
よく眠れていなかったにも関わらず
次の日の答えは
「まぁ やってみよう。そして出来なかったら
申し訳ないがお断りすれば良い。やらずにお断りするよりきっと良い!」でした。

3年くらい前に
既に大きな作品での刷り時に
版画用紙を版面に置く作業に苦労していた記憶があります。銅版の刷りでは用紙を湿す必要があるので、紙は重く(実際の重量というより紙自体が柔らかくなって支えるのが難しい)なり
定位置にセットするのが上手くいかず失敗を繰り返しました。
版面にインクを置き拭き上げ、更にローラーで凸版を入れるのも、大きな作品では一点行うのに2時間くらいかかります。
紙を置くのも、凸版を入れるのも
上手く行うには所謂「気合い」の様なモノが必要です。体力と気力の調合(少し気力が上回る)
が上手くいっていないといけない。
ここ何年かの 上手くいかない記憶と思う様にならない体調が
私の気力を萎えさせていました。

けれど
そんなネガティヴを払拭すべく
良い機会を頂いたので
キモチが萎えないよう新年より刷り増しに取り掛かりました。
まずは版画用紙の湿し。
久しぶりに大きな紙を扱うのは
思っていた以上に苦労致しました。
湿しの段階でめげそうでした。
私の場合、腐食が深い版なので紙の湿しは慎重に充分致します。紙の種類にもよりますが、刷りに入る3.4日前から刷毛などで一枚づつ湿して重しをして置きます。

その後
気力を保ちつつ
余計な心配をしない様努め
刷りに入りました。
10年くらい前の作品で自分でも好きな作品の一つですが、今では絶対に創れないものだなぁと
何かフシギな気持ちで版を眺めました。
色数も今だったら違っているだろうな とか。

自分の作品ではありますが
今より余計なことを考えず
ぐんぐん制作していられたその時代の良さに
再び接することで
蘇るエネルギーをもらえた気がします。

刷りの過程では
今回、気力が充実していた事もあり
昔より落ち着いて進めて行くことで
大きな失敗もせずに済みました。

後はインクの乾燥を待って
コラージュを施し
2つのパーツから成るこの作品を
張り合わせる!
この作業がもしかしたら
1番苦手かもしれません。
作品を張り合わせる や 額装する など
手先の技 わ必要とすることは
私の範疇ではない!けれど作品を仕上げるには
必要不可欠なコトではあると理解しています。
また
気力を充実させて精一杯やって
仕上げたいと思っています。
うまく行きますように!

上手く行かなくても
今回この刷りを行う事で
自分に対する自信(まだ出来る!という)を
取り戻せたのは大きなシアワセです。
今、この機会与えて下さった事に感謝しています。不安はだいぶ遠のきました。
今、この作品をまた刷る意味は
本当に深いです。
今年はきっと素敵なモノが創れると思います。


詩篇の一節をテーマにした その作品は、
その後、生きて行く上での価値観を大きく変えることになった3.11の震災後に制作したもので
詩篇の一節がテーマとなっています。

幸いなことよ。
悪者のはかりごとに歩まず
罪人の実に立たず
あざける者の座に着かなかった
その人。

その人は流れのほとりに植えられた木。

時が来ると実がなり
その葉は枯れることがない。


1157.ほとりに植える 樹に_c0118526_15144600.jpg
ほとりに植える 樹に  75.5×100am



# by malie134-HS02 | 2022-01-18 14:23 | よしなしごと | Comments(0)

1156.精一杯

1月15日より京都市にあるアートゾーン神楽岡さんでseed stories21_22展が始まります。
神楽岡さんは私にはハードルの高い画廊さんで、過去に参加したリトルクリスマス展では
殆ど作品が売れたことがありませんでした。
画廊と作品、作家の相性はあるので
どちらの画廊でも好評!という訳には行かないのは承知しているので特別な事とは
思っておりません。
けれど、やはり少し緊張致します。
今回もオリジナル作品については
自由参加でしたので
どうしたものか?と悩みましたが、
展示の機会があるのなら
精一杯努力してみる方が良いだろう
と思い参加致しました。
今回は少しは気に入って頂けたら良いなぁ
と想いを込めて。

1/15〜30京都市アートゾーン神楽岡
京都市左京区吉田神楽岡4
tel:075-754-0155
http://www.artzone-kaguraoka.com

1156.精一杯_c0118526_18043327.jpg
「かなた-清む」205×150mm  銅版画
1156.精一杯_c0118526_18043831.jpg
「ほんとうの言葉」90×220mm
銅版画コラージュにパステル、色鉛筆




# by malie134-HS02 | 2022-01-13 17:53 | お知らせ | Comments(0)

1155.長崎の旅

そういえば先週は長崎へ行っていたのでした。
長崎は唯一、行ったことのない都道府県でしたが、3年前グループ展があり訪れました。
その時は時間が余り無かったので
ホテル周辺のオランダ坂からグラバー邸辺りまでしか散策できませんでした。
深い歴史のあるトコロと共に
海と山の穏やかな空気感のある自然の姿など
とても惹かれて、是非またゆっくり訪れたい
と思っていたのでした。

今回はお天気にも恵まれ
思う様に歩き回れました。
オランダ坂近くの石畳の通りに位置する
西洋クラシックな雰囲気のホテルに再び宿泊し、またグラバー邸辺りまで行きました。
長崎はオランダ、ポルトガルだけで無く
中国との関わりも深いので
前回行って心惹かれていた 孔子廟へ
再び訪れたところ、お正月ということもあり
「変面」というスペシャルな催しも丁度見られました。ツイテルな!な感じ。

今回は港辺りや出島へも。
出島ではナイトウォーク(1時間程解説付きで案内してくれる)にも丁度加われ、再びツイテルな!と。日頃はそういった 長い時間誰かの説明を聞いて見回るのは少し苦手で、先なトコロを自由に見たい!派ですが、最近はやはり見識のある方の説明は伺ってみるものだ と思うので参加してみました。
今まで知らなかった出島の歴史を知ることが出来、その後の長崎散策にも役立ちました。

もちろん
長崎原爆記念館、浦上天守堂へも。
広島の原爆記念へは何度か訪れる機会がありましたが、長崎は初めてでした。
展示フロアーへ降りて行く階段が螺旋状になっていて、時代を遡るように出来ていました。
静かで深い哀しみの漂う空間は、
広島の時と同じではありましたが
そこにまたクリスチャンの歴史が加わって
私には何かより強い印象を受けました。

大浦天守堂、浦上天守堂
今回は2つのお堂しか巡れませんでしたが
いつか五島列島の教会群へも訪れてみたいです。教会堂はいつも私静かに優しく
戒めてくれます。

最後に訪れた長崎県立美術館は隈研吾の設計で
ガラス張りがモダンな建物です。
屋上庭園から見た空と海が良かったです。
ミュージアムショップでは
以前から欲しい!と思っていた古賀人形が売っていて、その中の「ヅッキャンギャン」という
発音しにくい名前のを購入しました。

余談ですが、カステラは
ホテル近くにある元亀堂さんの梨カステラとカステラぼうろが最高!と思っています。
しっとり感とザラメとサンドされた梨ジャムの調和が他にはないです。食べ物系お土産には余り言及しない方ですが、このカステラについては言ってしまいたいくらい素晴らしい!と思っています。

2泊3日ではありましたが
充実した楽しい時間を過ごして
リフレッシュして帰って参りました。
なので
その後も元気でいます。
この 元気 がなるべく続くようにして行きたいと思っています。

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# by malie134-HS02 | 2022-01-12 13:09 | | Comments(0)