子どもの頃から病弱だったので、むしろ病気慣れしていました。
不調が普通.....の日常。
そして、絵を志す極若い時分は「健康ってカッコワルイ」とも思っていました。
健康=フィジカルな人=哲学的ではない人...
という構図が時分の中にあったような気がします。
版画がシゴトになり、「制作する」「創造する」ということは、
ほんとうに肉体労働だな と実感しました。
肉体が健全でないと、よい仕事は出来ない!
これは、きっと、どんな種類の仕事にもあてはまるのだと思います。
最近は躯の重要さを実感させられ、
楽しく創造出来るための肉体創りに精進するようになりました。
その中には 「何を食べるか?」も
大きく重要な位置を占めていると思います。
食べ物は人を創ってゆく気がします。
機会があり、
永田農法の永田先生のお話をうかがうことが出来ました。
野菜本来のチカラを発揮させるには肥料や水を与え過ぎてはいけない。
がけっぷちの野菜や果物の美味しさは格別!
本気で生きているモノの 中身はスゴい!!
野菜は地中の水分や栄養を吸収するだけではなく
葉や実のトゲや産毛で、空気中の水分などを必死で受け取るもの。
柔らかく耕された土では、しっかりした根は張れない!
など、印象に残る言葉がたくさんありました。
お話は、単に農業、野菜についてにとどまらず....
すべてが(野菜つくりが政治&経済につながり、世界のあり方に繋がってゆく)
繋がっていることも改めて実感させられ、
結局はなんでも「どう生きるか?」がキーワードなのだな
と知らされました。
お土産の野菜とヘチマ水
「大きい」ということは良いことか?
というのも印象に残ったお話でした。
人間も太った人というのは、代謝が悪い場合が多い訳で、
大きく作らされた野菜は、代謝が悪い。
代謝の悪いものを食しても、栄養価は高くはない。
適切なモノを 少量取れば 足りるのです。
....ということ。
飽食せずに(何においても)適切な量を知ることの出来る人に
なりたいものです.......