英語とフランス語で作品を発表するカナダ人の女性作家が、
新しい言語を習う時に、「自分の記憶や感情に支配されていない言葉
との出逢いはいつも新たな感動がある」というような事を書いていました。
そうかぁ.....
「自分の記憶や感情に支配されてない言語」ね.....
思い起こすと、
母国語でない言葉(せいぜい英語ですが)で話そうとするとき、
どうも「どの表現が自分のいいたいコトに一番近いか?」のような
作業をしてしまい迷路に入ってしまう場合も多い。
「言葉」好き であるから いろいろいじってしまう癖があります。
しかし、
もともと 自分の中のものではないのだから、
真っ白なモノ としてとらえ
自分がその文化に入っていって、浸り、
その中で出来るモノを使ってゆけば良い訳です。
それは、新鮮で自分が拡がってゆく作業だなと思います。
「言い切れない...」というような
フラストレーションは少ないかもしれません。
自分の方へ引き寄せるのではなく
浸ってみる。
言語だけではなく
人 であったり、
......いろいろな違うモノ(同じだと思っていても本当は違うもの)への
そういっスタンスは 大事だなと思いました。
いと フカク (ed.25 34x57)