版画で使用するモノは、
製品としてはマイナーな品々だと思うので
不況 などのあおりで、
たちまち 廃盤になってしまったりしても
しかたないのかなぁ....とも思います。
数年前に
まず、刷りの時にプレス機に敷く厚手のフエルトを
仕入れていた問屋さんが無くなってしまいました。
また、その頃、
版の余分なインクを拭き取る時に、使う 人絹の工場が
遂に生産を止めてしまいました。
人絹は私にとっては、必要不可欠なモノなので、
その後、お金に余裕が出来ると、在庫を譲って頂き
確保していますが きっと、限りはあります。
時代の流れと共に、
人絹などの旧時代的な製品は淘汰されてゆくのは
仕方ないのでしょうね。
自分の刷りの方法なども、
頑に押し通すのではなく、
身の回りにあるものでも制作出来る様に
変えて行かなくてはな....とも思ったりします。
未だ、なかなか難しいですが。
そして、今回、
日頃 たびたび使用していた
BFK という版画用紙の グレイが廃盤になっていたことを知った。
このグレイの下地に白を乗せたりすると
キレイだったし、濃い色も深みが出てよかったのに..........
この作品も、
もう、刷り増し出来ないのかと思うと
すこし 寂しい。