ちょっとした イキサツ で、
先日、普段なら観ないであろう映画を、観に行くハメになりました。
イサム‧カタヤマ=アルチザナルライフ。
レザーブランドのデザイナーでありオーナーである片山さんの
アーティスティックなドキュメンタリー映画です。
「アーティスティックな」というところが気になりはしつつも、
本当に「ハメになった....」くらいの感じで映画館に出向いた訳ですが、
何か、 呑み込まれました。
登場するのは、ほとんど ワイルド感漂う男性ばかり....
しかし、画面が非常に美しく、
空気が温かいのだ。
熱く語る 片山さんのコトバはとても説得力があります。
平板な表現をしてしまえば、文句なくカッコイイ。
でも、ただカッコいいのではない、
何か、全体が 美しい.....惹き込まれるモノがある.....
なんなのだろう?と、思った。
もちろん、監督が、ドキュメンタリーを撮ろう!と思える位
強い魅力を片山さんが持っている というのは、
言う間でもありません。
しかし、それを、ただ撮っただけでは、
多くの人には伝わらないでしょう。
ひとつ ひとつの画面が
まるで一枚づつの写真作品のように
せつなく 美しい。
叙情詩のように.......
断片の重なりとコトバと
その先を彩る 奔ったり 漂ったりするサウンド。
絵も音も人も
手抜かりなく 一体となって、
そうやって、
双方向から作り上げて、 さりげなく投げかけているから
チカラのあるモノになれるんだな と、思った。
それは、片山さんが創っている レザーウェア達も同じなんだろうと思う。
テヌカリナク サリゲナク......
モノ創りのハシクレとしては、
この映画を 観るハメになったことに
感謝!の一夜でした。
misty (ed.80 11x16)