573 遠くまでゆく

　初めての土地へ行っても、
たいがいは目的地と空港、ホテルの往復で
そそくさと帰ってきてしまうことが多いです。

外出というのはなんだか、
シュノーケリングをしているような感じなのです。
とても
判りにくい喩えだと思いますが。。。

しかも、
シュノーケリングをする私は超初心者。
充分呼吸も出来るのは判っていても、
眼下、もしくは廻りに広がるステキな光景を充分には満喫できず
ちゃんと脚の届く　岩場だとか岸辺などに
急ぎ帰ってしまいたくなる。
でも、シュノーケリングは
とても楽しい！とも思っていて、
何度も泳ぎ出してはみるけれど
いっこうに慣れてゆかない万年初心な気分です。

ですから
空港からのリムジンバスの窓から見える景色などが
私の観光であるのだけれど
それはそれで楽しんでいます。

そんな自分を
ふがいない　とは思っていますが、
大きく移動して
違う空気を吸ったり、ちがうヒカリを浴びたりする
だけでも、
同じ場所に滞りがちな自分にはbetter
と思おう！
いつか
もう少しアクティヴになれると
楽しいだろうな。


今回初めて訪れた大分は、
桃の花が満開で
暖かい日差しで、
そして
その日差しのような人々のキモチが
とっても滲みた
トコロでした。









低い空にうかぶ　（42.5x35 パステルドローイング）