身体は自分の履歴書のようなもの。
今までの自分の考え方、生活を如実に表している。
身体の声に耳を傾け自分の状態に敏感であれと
ヨガの先生に言われます。
子供の頃から持病で日々体調が優れなかった私は
「痛い」だとか「だるい」など、
身体の声にいちいち耳を傾けていては何も出来ない!
。。。と、なるべく身体の声などには耳をかさないで
気力で身体を奮い立たす方向で頑張ってきました。
そうすることで背中や首、
身体の後ろ側全体ががこわばってしまい
呼吸は浅く、後ろ側に反りにくい身体を作ってしまいました。
ここ10年程のヨガ生活と年齢の重なりで
肉体と心は切り離せるものではないこと、
身体の声に敏感であることの大切さを思い知らされました。
そして、考え方を柔軟にし肉体を訓練することで
肉体は幾つになっても変化してゆくということも実感しました。
運動神経もニブく、身体の硬い私にとって
ヘッドスタンドなどは絶対無理!
ましてや、固まった痛い背中ではバックベントは恐怖でしかない!!
と、ずっと感じていたのですが、
ある時からフゥ〜っとそれらが楽しくなり、
さらに気持ちの良いカタチとなってゆきました。
勿論、私の肉体ではヨガのテキストにあるような美しい
バックベントなどではないのですが、
私なりのカタチで気持ち良く呼吸できるバックベントが出来たのです。
これは、私にとっては大きな出来事となりました。
自分が気持ち良く呼吸出来るコトにフォーカスして
諦めずに自分の行きたい方向にシフトしてゆく事は
幾つになっても出来ることなんだな。
作品も、
そのようになってゆきたい!
そんな想いでまた、やってゆきます。
解くための 知恵 (ed.30 16.3x15.7)