先日の銅版画と小冊子をつくるワークショップは
なんだか新鮮でステキな時間でした。
詩からインスパイヤーされた銅版画を制作し、
それを冊子に収める。
そんなコトを3時間ほどで出来るのか?
日頃とても長い時間をかけ腐蝕を行っているし
ましてや人一倍不器用な私には
どんな大変さが待っているのだろうか?!
などといつものネガティヴに苛まれながらも、
ここずっとの「自分に対するものすごい無力感」を
何とかしなければ!の思いが勝って
ドキドキしながら池袋に向かいました。
その日の詩は宮沢賢治のものでした。
コトバから発想するのは何時ものコトなので
すぐに方向は決まりましたが、
水性インクで刷る銅版に合う腐蝕を完成させるのは
イツモノコトではないのでイメージするのが難しかったです。
ましてや苦手なアクアチントでの作品創りは
初心に戻っての悪戦苦闘!
理想は「かそけき」感でしたが、どうしても「が〜〜ン」とした感じが
否めず残念なものしか作れませんでした。
けれど
普段使わない道具や方法で普段のコトをやってみる
のは結構タノシくシンセンでした。
小冊子の制作は
不器用な私でも、それなりに作れるモノでしたので
今後の作品の発表の場で一味加えるモノとして活用できるかも
という希望のヒカリになりました。
まだまだ
イロイロ
手を差し出してみれば掴めることはあるかも
そんな風に思えてきた
良い時間でした。
おくりもの (5x5cm カラーインク、パステル)