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岡田まりゑblog

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987. 銅版の日々

私は銅版の制作は一点づつ
する事はありません。
製版作業には腐蝕液の準備や
その他の特殊なモノを使用したり
様々な過程があるので
何点かまとめて行います。
腐蝕時間も長いので、
ある作品を腐蝕している間に
他の作品の描画などを進めてゆきます。

ただいま比較的小さな版ですが
8点同時進行させております。

1つひとつ若干、表現方法が違うので
それぞれに合わせての腐蝕の仕方、
使う技法を用いていかねばならないので
油断はなりません。

暑さでクラクラしながら
冷静さを失わないよう気をつけます。

作品同時進行で一番コワイのは
腐蝕液に版を置きっぱなしにしてしまう事!
塩化第二鉄液は濃い茶色の液で
腐蝕が進むと黒色に近くなってくるので
中の様子は分かりません。
腐蝕中の版の枚数をしっかり確認しないと
過度の腐蝕で版に穴が空いたりします。

過去に一度だけ
そんな失敗をしてしまいました。

c0118526_14205405.jpg

いつから私はここに  居るのか?  (10×10cm 銅版画に顔彩)



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by malie134-HS02 | 2018-07-11 14:08 | 日々 | Comments(2)
Commented by bigmoro at 2018-07-12 15:57 x
1点づつだと思ってました。でも、改めて聞くと合理的?
それにしても暑いですね!
Commented by malie134-HS02 at 2018-07-12 16:05
> bigmoroさん
腐蝕時間が長いせいもありますし、作業に使う薬剤などのを使用後処理したりもいちいちとても手間がかかります。そして製版と刷りはまた、全く違う作業なまのですから合理性だけでなく、その方が集中力が高められます
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