パルコ劇場へ「笑の大学」を観に行きました。
現代演劇を観に行くのは本当に久しぶり。
小劇場などに足繁く運んでいた事もあったけれど最近は狂言やバレエを優先にしている。
観たいものを思い切り観られていた余裕のある
頃もあったなぁ と。
パルコ劇場は今年50周年!
今回思い切って「笑いの大学」のチケットを購入したのは、内野聖陽さんが演じられているのと脚本演出が三谷幸喜さんだからだ。
内野さんは台詞ばかりでなく身体的表現も本当に素晴らしい俳優さんだと思っていたので
是非芝居で観てみたい!
それが今回叶いました。
「笑いの大学」は以前、映画のものを観ていました。その頃は未だ、ある意味平和?な時代でしたので第二次世界大戦中と言う設定に
余りリアル感はなく「可笑しな時代だったのだな。こんなコトが行われていたとしたら(芝居の設定は勿論誇張もあるだろうが、それに近い状況若しくはもっと厳しい状況だったのかも)本当に日々が辛いだろうな」と距離を置いた感覚で身終えたのを覚えています。
けれど
今回、この息苦しい時代設定が今と重なって
本当にこんな可笑しなコトがいつの間にかやって来てしまうのだな とこのコメディを手放しでは笑えないキモチになりました。
勿論この状況を笑い飛ばし元気に過ごしてゆくのがこういった芝居の目的の一つてもあるので
思い切り笑って良い時間と空間を過ごしました。
三谷さん本人の声での
「良いお知らせが有ります。外でのマスク着用は自由です!」と二回アナウンスがありました。明るい声で少しジョークを交えて。
日々重苦しい空気感の中
このお芝居の様に、また三谷さんの様に
深刻ばかりにならず
明るさと軽やかさで
元気にすごす!
それがとても素晴らしく、人々に
チカラを与えるなぁ と
つくづく思いました。
演者2人だけの
台詞のバトルも流石でした。
やはり 何にしても リアルで体験はよい!