1353.憧れだけど違う

自由な線使いや表現法の作品に

とても憧れがあります。

ある時期、自分の作品もそういった方向に

なりたい！何故出来ない！と

憧れる余りにプレタシャーをかけ過ぎて

返って落ち込んでしまい　

制作が捗らないことがありました。

けれど気がついてみたら

そういった作品を創る人達とは

余りスンナリ上手く付き合えない

トラブル発生度が高いことが分かりました。

考えてみたら、

自由で伸びのびしている人柄なのだから

作品も自ずとそうなる。

私はそんな　言わば　spontaneous personとは

上手くやれるタチでは無い。

そしてそのパーソナリティは尊重するけれど

それ自体に憧れはないな　と分かった。

ある程度の決まり事(約束は極力まもりたい　

とか　返信はなるべく早く　とか締切は守る

とか) それは万人が考える　決まり事ではないのかもしれないが、大切にしたい！

と思っている。

そんなコトが余りにも違ったりする訳だから

私にはその方向の作品は出来そうになくて

当たり前なんだな。

それが理解出来てから

無駄なコンプレックスは無くなりました。

自分のタチも大切にしたいと思う。

「心を置く　場所」　20×26cm 

             銅版画コラージュ、雁皮、色鉛筆