
私の辞書では、
「松坂牛と同義語に「マスクメロン」があります。
意味は、高級品ではあるが、哀しいかな、全くありがたみを感じる事の出来ないもの。
知り合いから松坂牛のパック、スライス500g
&ステーキ用500gを頂いた。どちらも美しいシモフリ肉で、牛肉ずきの人が見たら、
「なんてステキなプレゼント!!」な
モノであろう。......牛肉1Kg.......なんで高級豚肉じゃダメなんだ.....牛肉.......
とりあえず冷凍しておこう。
牛肉に関して、さほど好感を持てない私にとっては、高級松坂牛もそんな扱いである。
もちろん、送って下さった知人の気持は大変ありがたく、しっかり受けとめ、感謝はしています。
でも、その高価な松坂牛1kgには途方に暮れてしまうのです。
この様にモノの価値は、受け止める人によって、大きく揺れ動きます。
牛肉やメロンといったような、比較的ゆるぎない価値観を持っていそうなモノですら
絶対的ではないわけで(当たり前ですが)、もう、作品などといった抽象的な存在に
関しては、「時価」の様なものだと思います。
そんな不安定なモノたちを創るというのは、自分がよほどシッカリしていなきゃな.....と
思う今日この頃です。
↑ 標(しるし) ed.25 50X53