いま時、こどもでも「爪の間が真っ黒!」などというコトは
ほとんどないと思いますが.....
版画の場合、ちょっと油断していると、その「真っ黒」がヒトスジナワでは
いかない 定着した「黒」になってしまう事があります。
それは、銅版ばかりでなく、たぶん、他の版画でも同じなんじゃないでしょうか。
(もしかしたら、私の場合が特別...なのかもしれませんが。)
銅版画の場合、油性のインクやタール系のモノ、樹脂など頻繁に 使います。
その後、アルコールや石油系のもので拭き取るなり、
すぐに対処すれば、だいたいは落とせます。
しかし、作業がせっぱ詰まっていたり、どこに付着しているか自覚がなかったり,
状況によって、すぐには落とせないこともあります。
そして、爪の間などに入ってしまうと、気がついてもすぐには落とせません。
私は効果上(技法上?)そんな風になりがちな作業が多いです。
愛用の爪ブラシとハンドクリーム
作業が終わったら、ひたすら石けんと爪ブラシで注意深く洗っています。
それでもダメな時は、仕方がないので濃いめのマニュキュアを塗って
ごまかします。
うっかり、 爪の間が真っ黒な人になって買い物などに出かけ、
「メズラシイ人」 として怖がられないようにしないといけませんし........
女性はマニュキュアがあるから隠せますが、男性はどうしてるんでしょう?
あっ、でも、、気がついてみると男性の方が、几帳面だったりするので
作業も落ち着いていて、爪の間が黒くなるようなコトは
していないのかもしれません。