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岡田まりゑblog

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084 待つ時間

 銅版画の行程は、手の込んだお料理をするのに似ています。
私の場合、使用する紙によっては2ー3日湿す時間が必要な場合もあり、
すぐに刷りをしたい!と思っても ダメな場合もあります。

下準備に時間が必要です。
そのために、計画性もかなり重要な要素です。

銅版画は、木版画とは反対に、溝の部分に インクを詰めて、機械で圧力を与え
刷る版画なので、刷り取る紙の全体を、程よく湿さなければなりません。
その「程よく...」がけっこう重要でムズカシク、うまく湿していないと、
思う様にインクが刷り取れないのです。

ここでも、どのくらい待つか....は肝心です。
待ち過ぎたりすると、カビたり、逆に水分が抜けてしまったり。
季節などの考慮が必要になってきます。

更に、行程で私が「ちょっとメンドウだな」と思うのが、作品の乾燥です。
湿した紙な訳ですから、乾燥させなければならず...また、インクも油性なので
紙にしみ込んで乾燥するのではないので、しばらく時間がかかります。

この、乾燥のさせ方に手を抜くと、紙が波打ってしまったりします。
私の場合は、板に水張りテープで貼って乾かしています。

刷りが佳境の時は、この 作品が貼られたベニア板の大小が、
アトリエの中じゅうに立てかけられて 大変なコトになっています。

貼ったものは剥がさねばならず......これが、ココロが乱れていると上手く剥がせず
作品を破ったり!!ということもあり。
なにごとも焦ってやっては いけないなと、毎回思ってはいます。




c0118526_12125047.jpg

判りにくいですが、左は作品乾燥用のベニアたち   中:水張りテープとはけ
         右:乾燥中の貼られた版画たち

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by malie134-HS02 | 2007-10-14 12:21 | 日々 | Comments(2)
Commented by Singlepapasan at 2007-10-16 13:01 x
書道関係の表具屋さんを思い出しました。
展覧会近くになると作品を貼った板で溢れかえっていました!
書の場合、周りを化粧裁ちするのでへらで無造作に剥がしていたような覚えがありますが、あれはひとつの職人技だったかも知れませんね。
Commented by malie134-HS02 at 2007-10-17 11:20
作品剥がしは、私もカッターで 無造作に、勢い良くやっています。
技がないためか?もしくは、集中力が足りないのか?
たまに作品自体を破ったり.....

やはり、どの作業にも心を込めないといけないかなと、反省します。
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