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岡田まりゑblog

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140 紙々の事情

 銅版画で制作に使用する紙は、
私の場合、その作品によって、和紙であったり洋紙であったり様々です。

単純に和紙と洋紙では、繊維の絡み方が違うので、
刷った時のインクの風合いが違うと言えます。

また、その紙の持っている色もそれぞれ異なるので、
油絵の下地効果の様に、上に乗せるインクの色を更に引き立てる役割を
果たすことを期待したりもします。

白いバックの作品をクールに仕上げたいときなど
私はBFKのグレイという洋紙を使ったりします。



140     紙々の事情_c0118526_22303843.jpg




一番手前がBFK グレイです。白く見えるのはハーネミューレ5745。下が同じハーネミューレ5761です。
ちょっと肌色っぽいのはファブリアーノ,ロサスピーナといいます。黄色のはハーネミューレ5737です。
そして5735です。


名前も何かハンサムやビジンな感です。

洋紙も和紙もそのままで存在感があるので、
見ているだけでも暖かいキモチになります。
by malie134-HS02 | 2008-03-02 22:48 | 日々 | Comments(2)
Commented by にし at 2008-03-04 00:55 x
紙の選定は難しそうですね。インクの色がどんな発色になるのか慣れてくると刷り上りイメージがわかるのかな。

表紙の怪しい牛が好きだったのですが、居なくなって残念です。
Commented by malie at 2008-03-04 14:27 x
トップのアイコンは無情に季節事(と、思っていますが)変わります。気にいって頂いてたのにスミマセン....

紙選びは楽しくもあり...ややこしくもあり...です。
事前のイメージを大きく裏切られた場合は、前向きに受け止め
「良い感じ」になるよう努力をしますが、それでもたまにダメな
ときは、後日新ためて、紙を変えて刷り直したりする場合もあります。それもよい経験かな。

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