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岡田まりゑblog

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カテゴリ:日々( 254 )

993.夏の過酷

そして猛暑の中、
出来上がった版を刷る日々です。
版画の制作の工程で、
「刷り」というのは
最初の試刷りの段階ではクリエイティブな範疇ですが、その後「エディション刷り」をするとなると、これはもう職人の域となってくるので
私は余り楽しめないです。
最近はエディション刷りの仕事もないので、
唯一それをやらなければならないリトルクリスマス作品は、ある種のノスタルジー(以前は結構エディション刷りの仕事をしたので)として
過酷であっても前よりは楽しめます。

しかし、
最近の異常な暑さでは
エアコンを入れていてもインクは溶ろけてしまうし、腐蝕の深い私の版は
本当に苦労の多い過酷な刷りとなります。

毎日少しずつ焦らずやって行こう!
丁寧な仕事をしよう!
と自分に言い聞かせています。

版画のべつな過酷さは、
「刷り」でエネルギーを使い切ってしまうと
その後に残されている「片付け」がキチンと出来ない!というところです。
版画にとって、多分どの版種もそうだと思いますが、「片付け」は重要です。
使ったモノをその日のうちに片付け、そして次の準備をしておかないと'(紙を湿しておくとか)スムーズに事が運びません。
インクなどは酸化して固まってゆくので
使い終わったらすぐに片付けます。
プレス機も圧をかけたまま放置してはならないです。
何時も最後の片付けよ余力をのこしつつも、
精一杯「刷り」に集中する!のは何年やっていても「過酷だなぁ」と思います。

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by malie134-HS02 | 2018-08-02 14:53 | 日々 | Comments(0)

988.見つける

フェルデンクライスメソッドで
日々アタラシイを見つけるコト-長年の慣れではなく、今まで使ってみなかった方法で
やってみる!みたいなコト
を教わっています。
フェルデンクライスメソッドについては
私の理解がまだまだ浅いので
そういうコトを習うモノなのか?
は言い切れないのですが、
でも方向性としては違わない気がします。

ずっとやって来た歩き方とか
姿勢とか手の使い方など
年齢と共に本当は変わって行く方が
生きて行き易いコトを
経験や積み重ねで「よいこと」と
思ってしまっている習慣は
たくさんあると思います。
そして、
長年の積み重ねが「経験」として
自分の中に揺るぎないモノと
思い込んでしまっている。

それは
制作でも同じことが言えると思います。
過程でアタラシイことを
常に見つけて行かなければ、
それは創作とは言えない。
勿論、常にアタラシイことを見つけるのは
容易ではありません。
けれど、
自分がそちらの方向を向いて制作をしているのか?そうでないか?で創ったものは
大きく違うと思うのです。
観る人にはハッキリとは分からなくても
自分には解ってしまっていると思う。
解らない-気にしない、または職人として存在している場合もあるでしょうけれど。

自分と闘わず
アタラシイことを見つけて行きたいものだなあ
と今日も汗を流しています。

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伝えないけれど  (10×10cm 顔彩、色鉛筆)




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by malie134-HS02 | 2018-07-15 15:49 | 日々 | Comments(0)

987. 銅版の日々

私は銅版の制作は一点づつ
する事はありません。
製版作業には腐蝕液の準備や
その他の特殊なモノを使用したり
様々な過程があるので
何点かまとめて行います。
腐蝕時間も長いので、
ある作品を腐蝕している間に
他の作品の描画などを進めてゆきます。

ただいま比較的小さな版ですが
8点同時進行させております。

1つひとつ若干、表現方法が違うので
それぞれに合わせての腐蝕の仕方、
使う技法を用いていかねばならないので
油断はなりません。

暑さでクラクラしながら
冷静さを失わないよう気をつけます。

作品同時進行で一番コワイのは
腐蝕液に版を置きっぱなしにしてしまう事!
塩化第二鉄液は濃い茶色の液で
腐蝕が進むと黒色に近くなってくるので
中の様子は分かりません。
腐蝕中の版の枚数をしっかり確認しないと
過度の腐蝕で版に穴が空いたりします。

過去に一度だけ
そんな失敗をしてしまいました。

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いつから私はここに  居るのか?  (10×10cm 銅版画に顔彩)



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by malie134-HS02 | 2018-07-11 14:08 | 日々 | Comments(2)

986. 版と奮闘の日々

銅版の製版作業で腐蝕の日々です。
製版は作品を創作する段階ではあるのですが、
「描く」というコトとは少し違う
銅版画として成り立つ為の描画と作業です。
単に美しい線や濃淡、色合いなどを
表現したのなら私の場合は
ドローイングやペインティングで表現します。
けれど、
銅版でしか表現出来ない味やマチエールが
好ましいと思っているので、
それを最大限に生かすべく
製版作業を頑張ります。
重なった線たちが腐蝕で崩れて出す重厚感。
色があまり乗らない部分を作ることによって
出る空気感。
それらは直接描くことでは
出しにくい表現です。

私の場合、
腐蝕は静的な作業ではないので
製版は非常に体力も消耗します。
この暑さでアタマと肉体の疲れが
増す日々ですが、
何とかやり抜きたい!と
今日も奮闘しています。


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深い森へ  樹を見に  ゆく (銅版画に顔彩、コラージュ)





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by malie134-HS02 | 2018-07-08 11:57 | 日々 | Comments(0)

985.そして練る

版に下絵を描いて
準備はだいぶ整ってきました。
ここで焦らず「練る時間」を置きます。

銅板は版面を腐蝕したりして
凹部分を作って描いて行くので
途中の大幅な修正は出来ません。
ですから、時間をかけて
描いていっても大丈夫!
と思える画面を設定できなけれは作品として
仕上げる事が難しくなります(私の場合)。
このエスキースで本当に良いのか?
決定を下す迄には冷静に見つめる時間を
私は設けています。

カタチやコンポジションを修正しますが
バランスを取りすぎ無い事も重要。
版を眺めている時間は大切です。

最後まで
ワクワクして創ってゆける版へと育てます。



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ヒカリあふれる 中で  (10×10cm   銅版画に顔彩、色鉛筆)




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by malie134-HS02 | 2018-07-01 11:49 | 日々 | Comments(0)

984. 旅の始まり

銅板にグランド液を塗布し、
次の作品への準備第一段階が終了しました。
何年もエッチングで作品を創っているのに、
この状態の版を眺める時
本当に作品を
創り上げることが出来るのだろうか⁉︎
という気持ちになります。

いつまで経っても初めてな気分です。
それが良いのか?分かりませんが、
慣れでモノゴトを進めるのは創造では無いと
思うので、またこの怖さを味わえるのも
一興だな!と思います。

また、
新たな旅が始まります。



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対話のなかで  (40×40cm   銅版画コラージュ、顔彩、雁皮)



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by malie134-HS02 | 2018-06-28 13:20 | 日々 | Comments(2)

983.準備して

雨の日は
何かの準備にも適しています。
何をするにも準備は重要で面倒なモノだと思いますが、銅版画の準備は結構めんどうくさい。
銅の板をカットしてり、磨いたり、また裏が腐食しないよう処理したり、角を落としたり、
腐蝕止めのグランド液を作ったり…、
どれも私は苦手です。
余り広いとは言えない自分の部屋を
製版作業用にセットするのも
なかなか厄介です。(刷りはプレス機を使用するので別の場所にあるアトリエてきな場所で行いますが)

セッカチな私がこの好きでは無い作業を
いつも急いでやってしまう事で
その後の創作作業がやり辛くなっていたのは
よく解っているので、
最近は心を落ち着けて少しづつ
準備を進めるよう心掛けています。

少しづつナニカを進めるには
雨の日の雰囲気はちょうど良い。


今日は梅雨の晴れ間なので
焦って事を進めないよう注意しています。



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想いにじむ  (ed.15  41.5×30cm)

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by malie134-HS02 | 2018-06-22 14:43 | 日々 | Comments(2)

981.雨降りの日は

梅雨入りしましたね。
もとより、低気圧がニガテで体調を崩しやすく
雨降りだったりすると憂鬱になりがちです。
けれど雨の日は静かに
日々のシゴトをこなすには向いています。

そこで、個展で作品を購入してくださった方々へのお礼カードを制作しました。
お礼カードは、版画作品の刷り損じを利用することが多いです。
作品の内容を余り気にかけず画面をカットして
カードの仕様にします。
なるべくシロバを作ることによって
空間が意味を持って来ます。
その作品部分とシロバを上手く繋げて、
1つの新たな作品となる様
ひとつ1つカード作品として
仕上げてゆきます。
この作業には「考え過ぎない」
瞬発力が必要です。
日頃の作品制作では、
エスキースから製版までは時間をかけて熟慮しますが、カード制作は「新たな発想」へのトレーニングも兼ねているので、
フッと湧き出るオモシロイもの
を期待して創って行こう!と考えています。

今回は素材は同じ要素のモノで頑張ってみました。それぞれにアイデアと感謝のキモチを籠めました。

私からの感謝も一緒に届くと嬉しいです。


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by malie134-HS02 | 2018-06-12 13:13 | 日々 | Comments(0)

976.みどり

5月の緑はぐんぐんと美しい!
家の向かいには神社があるのですが、
其処の林も木々がきらきらと輝いて
日々伸びてゆく様なエネルギーを感じます。
鳥たちも集まって、たくさん鳴いています。

ある日
鶯の声を聴きました。
子供の頃はわりと海辺の街で育ったので、
初夏の時期に鶯の声を
聞いたことはありません。
東京のこの辺りは山なんだな 
と、改めて感じました。

そういえば大学の頃、
学校の庭に白樺があって
そんな高原の風景みたいなモノが
普通に身近にあることが
今までの環境と大きく違って
なんだがとても遠くに来たような気分がした
事を思い出します。
その時も
ここら辺は山なのだな…
とシミジミ思ったものでした。
 
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by malie134-HS02 | 2018-05-12 13:32 | 日々 | Comments(2)

971. 花咲く

相変わらず 
家に籠りがちの日々を過ごしているうちに
桜はずんずん、けれど静かに
満開になってしまっている!
snsでは
美しい満開の桜の画像が一杯です。
お花見。。。桜を眺めて歩くだけだけれど 
お花見がしたいな。
そんなモゾモゾとしたキモチを
納めながら今日も制作をしています。

そうしたら
なんだか満開の桜の様な作品になつた。


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by malie134-HS02 | 2018-03-29 15:56 | 日々 | Comments(0)